大社だより

九頭竜大社からのお知らせ

2023年6月25日 お知らせ 講話

「感謝の念が足らぬ」の意味とは(教主講話)

 

九頭竜大社のおみくじは、お願いごとや今の心の持ち方に対して九頭竜弁財天大神様よりのお言葉を明快なひと言でいただきます。そのおみくじの中の一つに、「感謝の念が足らぬ」というお言葉がございます。

 

この「感謝の念が足らぬ」をお引きになり、がっかりなさる方がたまにおられるのですが、これは決してよくないお言葉ではございません。そもそもご縁あって九頭竜大社にお参りになり九頭竜弁財天大神様よりのお言葉をいただく、このことによからぬことがあろうはずがありませんし、基本的によくないお言葉などないのです。

 

 

 

 

では、この「感謝の念が足らぬ」とはどのような意味なのでしょうか。

これは、「あなたはもう守っていただいているのですよ。」という意味なのです。「九頭竜弁財天大神からもう守っていただいているのです。そのことにどうか気付いてください。」感謝の念が足らぬというお言葉は、そのような意味です。

 

 

罪穢れという言葉がございます。罪(つみ)とは、本来の自分をつつみかくしてしまうものを「つみ」というのです。穢れ(けがれ)とは気枯れですね。

この罪(つみ)とは何も、人を傷つけるようなことばかりを指すのではないのです。たとえば私は「取り越し苦労」は大きな罪(つみ)であると常々感じております。本来の自分をつつみ隠してしまう罪(つみ)です。

 

 

九頭竜弁財天大神様は長い目で見ればその人にとってよいように、必ず幸いにお導きくださるのです。もっともよいタイミングで、その人にとって最高のかたちで願いを叶えてくださるのです。そうであるのに取り越し苦労ばかりをしている、それこそがよからぬことであるとはお思いになりませんか?

 

 

 

明るく穏やかに感謝の心を持って過ごせるのが人として自然な姿です。その自然な姿に帰るように努めて、お願いをした後は大神様の人智を超えたお導きにゆだねるのです。

 

 

九頭竜弁財天大神様の守り導きにより、皆様方が幸いに歩まれますよう、心より念じております。

 

 

 

九頭竜大社 教主 大西 正美

 

 

九頭竜弁財天大神様よりお言葉をいただくおみくじについては下記リンクよりご参照ください。

 

 

開祖や現教主の講話をまとめた書籍については下記リンクよりご参照ください。

 

 

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