九頭竜大社9回まわるお千度が有名な社

ある日のことです。

「○○先生、こんにちは。」

「ああ、こんにちは。おローソクいつもの通りね。」

「はい、承りました。」

毎月必ずお参りになる実業家の方が社務所にお越しになりました。

「ちゃんと掃除しとるか？」

事あるごとに掃除の大切さをご指導くださいます。

「はい、毎日清掃させていただいております。」

「掃除やで、掃除。掃除は人任せにしとったらあかん。自分で率先してやらなあかへんのや。会社でもな、経営が傾いているのを立て直すには掃除。それはもう絶対掃除やて。」

「ご指導ありがとうございます。心して実践させていただきます。」

「特に人がお参りになるご神前の掃除は大事や。そこの掃除が行き届いていなくてもいいなんて意識ではあかん。ちゃんと掃除をするんやで。掃除。しっかり掃除をしていたら必ずお社は栄えるしな。」

高名な実業家の方から、このようにご指導いただけることは本当に有難いことでございます。

毎月のように9回まわるお千度をなさり、おみくじもお引きになりました。

「いいな、頑張るんやで。掃除やで。」

「ありがとうございます。」

「あんまり何回も言うてるとな、おみくじで「心をおごるなかれ」が出てくるねん((笑))」

「いえいえ、とんでもないことでございますm(__)m」

「じゃあ、ありがとう！」

いつものようにシャキシャキとお参りになってお帰りになりました。

ありがとうございます。