九頭竜大社9回まわるお千度が有名な社

ある日のことです。二人のご年輩の女性の方がお参りでした。

お一人は以前から毎月のようにお参りなさっておられる方、もうお一人はこの方とご一緒に最近お参りなさるようになった方です。

「〇〇さん、おはようございます。」

「おはようございます。いつもありがとうございます。私の横の人ね、いろいろたいへんなことがありはったんです。だから、九頭竜さまにお願いするといいよ、と教えてあげて一緒にお参りするようになったのです。するとね、この人、ほんまに神様に助けてもらいはったんですよ！」

「そうでいらっしゃったのですね。それはよろしゅうございました。」

「前回お参りしはった時に、おみくじで「奇蹟を以て」というのを引きはって。それでほんまに助けてもらいはったんです。だから今日はこうやって一緒にお礼参りなのです。」

「それは嬉しいことです。」

「こうやってね、今日も気持ちのいいお礼参りをさせていただいてありがたいことです。ああ、こうやって一緒にお参りさせていただけるんだ、こうやって人と繋がってゆけるんだなぁ、と、そんな風に本当に思いましたね。」

今回も素敵なお話をお聞かせいただき嬉しいです。

またのお参りをお待ち申し上げております。

九頭竜大社の書籍