大社だより

九頭竜大社からのお知らせ

2014年10月22日 講話

あみだくじの例え(教主講話)

「過去に起こったことを悔いないこと」は、とても大事だと思います。

 

過去におかした失敗を悔やみ、いつまでもいつまでも引きずっておられる方々は、意外にとても多いように思います。

しかしそれは、必ずしも失敗ではないことも多いのです。ご自身が「失敗だった」「ヘマをした」「あの時にああなっていたらよかったのに・・・」と思い込んでおられるのです。

 

皆様方はあみだくじをご存知のことと思います。右に行ったり左に行ったりしながら進んでゆくあの、あみだくじです。

 

人生はあの、あみだくじのようなものだと思うのです。右に行くべきだったところを左に行ってしまった、失敗した、と、そんな風に思うこともあるかと思いますが、次の分かれ目でもとに戻って、結局は最終的にたどり着くところは同じだった・・・ そんなことはとても多いのではないでしょうか?

 

「どうしてもこの学校に入りたい」そう思って失敗をしたら、それはそれはショックでつらいことです。その時に落ち込んでしまうことは仕方ありません。しかし、それをいつまでもいつまでも引きずっていてはいけないのです。

人は「希望の学校」「いい学校」に入れなかったことを「失敗」と考えてしまい勝ちですがそうではないのです。仮にその「希望の学校」に入れたとしても、まったく自分には合わずに、かえって大変につらい思いをすることになったかもしれないのです。単なる慰め話ではなく、必ずしもその学校に行くことが良いことであったかどうかは分からないのです。本当にその人にとって必要なところであれば、多少回り道をすることがあっても必ずたどりつかれるものと存じます。

 

ですから、「過去に起こったことは絶対に悔いない」そんな心の持ち方が出来るように努めることがとても大切だと思います。これが、「心の器づくり」につながります。

 

九頭竜弁財天大神様は、人生を幸いにお導きくださる慈悲の女神様です。必ずやその人にとってよい方向にお導きくださいます。どうぞ皆様、よき信仰生活をお続けください。

 

九頭竜大社  教主  大西 正美

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