大社だより

九頭竜大社からのお知らせ

2013年6月20日 講話

災いごと、厄、苦しみを取り除く(教主講話)

「人は目に見えぬあざを持って生きている。そのあざを取り除く。」

この言葉は、発祥当初、九頭竜弁財天様から開祖に授けられたご神託です。人間は知らず知らずのうちに不自然な考え方をしてしまったり、心にしこりを残して生きているものです。九頭竜弁財天様は、このようなことを「目に見えぬあざ」とおっしゃっておられるのでしょう。このような「目に見えぬあざ」をそのままにしておくと、諸々の災いごとや厄を招いてしまうことにもなりかねません。九頭竜弁財天様は、この人間が持つ「目に見えぬあざ」を取り除き、人生における災いごとや厄、苦しみを取り除いて下さる神様なのです。

九頭竜弁財天様は、「目に見えぬあざ」を取り除き、人を救わんとの願いをもっておられる慈悲の神です。ですから、九頭竜弁財天様と心を通わせていただければ、必ずや「目に見えぬあざ」を取り除いていただき人生を幸いに導いていただけるものと存じます。

では、どのような心の持ち方をすれば九頭竜弁財天様に通じるのか。私が考えますに、やはり我を張り過ぎないこと、必要以上に我欲を持たないことがとても重要です。例えば物事が順調に進んでいるときに、「自分の力で出来た」などと思っていると後々良くないことにつながりかねません。そのようなときほど、自分を支えてくれる周りの人たちや目に見えぬ神の守護に感謝の心を持つ謙虚さが必要です。これは一例ですが、我を張り過ぎないよう自分の気持の切り替えをすることにより、九頭竜弁財天様と心が通じ、より速やかに「目に見えぬあざ」を取り除いていただくことにつながるのではないかと思うのです。

九頭竜大社 教主  大西 正美

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