私自身は、
いつも自然に帰ることを意識しています。
「自然に帰れ」は九頭竜大社の御教えですね。
著書の『九頭竜大社の教え~自然に帰って生きる~』で、様々に書かせていただいております。
私は「自然に帰れ」の御教えを私なりに、
「明るく穏やかに、自然体で自分らしく、本来やるべきことをやって生きる」ことと捉えています。日々の営みのなかでその時々にやらなければならないことをこなしてゆくのですが、それだけにとらわれずにやりたいことをやってゆこうと。そうやっていつも自分の本性に従って、心満たされた状態で過ごしていようと。それが自分が本来やるべきことに繋がってゆくように思うのです。
そして、大神様にはその時々の素直な思いでお祈りしています。そのときに日々の守り導きへの「感謝」と、大神様に「ゆだねる」という気持ちを忘れずに。
他の人の心も分かり通せないのですから、大神様のお考えが人間に分かろうはずがないのです。
だから、「感謝」と「ゆだねる」。
では、いつもそのように「自然に帰った」状態でいれるのかといったらなかなかそうはいかないのです。そのような時には反省する。
反省して、自然に帰ってゆく。自らを省みて、心の器を大きくしてゆく。
それが「心の器づくり」です。
「自然に帰れ」と「心の器づくり」が九頭竜大社の御教えです。
実際に日々、無理なくこの御教えを実践してゆくと、もっともよいタイミングで、奇蹟が起こります。きっとそれこそが、九頭竜弁財天大神様のおめがねに適うのです。
本当にびっくりするような奇蹟もあります。とてもささやかな奇蹟もあります。その時の自分にふさわしい奇蹟を授かるのです。
私はいつも自然に帰ることを意識しています。
皆様、九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、幸いに歩まれますように。
九頭竜大社 教嗣 大西 正浩